札幌の中心から南西、南南西にあり、20世紀後半になって高い建物が林立する以前は、街からよく見えました。
展望台とスキー場によって、札幌市民と観光客の行楽地になっています。
この藻岩山、北海道の3大夜景の1つに上げられています。
人によっては、函館山の夜景よりきれいと言われる人もいます。
札幌観光では、絶対に外すことの出来ない観光スポットであります。
夜は、ナイトドライブの名所でもあり、デートスポットでもあります。
ただ、札幌の夜景が綺麗すぎて、会話にならないかもしれませんね。
藻岩山からの夜景と昼の展望違った感じがします。
出来れば、夜と昼2回は上がってみてください。
昼は昼で、札幌を一望できますし、石狩平野の大きさまで分かります。
夜は、すすきのネオンを中心にいろいろな光の色を楽しむことが出来ます。
口ではあらわすことが出来ません。
写真で見るのとは大違いです。
一度は、藻岩山へ上がってみてください。
藻岩山に登る方法としては、3通りあります。
1つは、藻岩山ロープウェーで上がることが出来ます。この場合は、展望台に行くには、ロープウェーの降り口からもう1つリフトに乗って展望台へ行きます。
もう1つは、車で上がる方法です。
藻岩山には、藻岩山観光自動車道があります。
この藻岩山観光自動車道(もいわやまかんこうじどうしゃどう)は、北海道札幌市南区北ノ沢から、同区藻岩山山頂に至る観光有料道路(一般自動車道)であります。
藻岩山南部を縦走する道路で、原生林のなかを走る快適な観光ルートであり、頂上から見る札幌の夜景は素晴しいです。
運転される方は、景色に気を取られないよう気をつけて運転してください。
なお、藻岩山観光自動車道経営は札幌振興公社が行っています。
営業時間は、
4月13日〜9月30日は、9:00〜23:00
10月1日〜11月30日は、9:00〜22:00
12月1日〜4月12日は、冬季閉鎖期間(一部は札幌藻岩山スキー場のコースとなる)
もう1つの方法としては、藻岩山登山道があります。
昔は、よく札幌の小中学校で登山遠足がありました。
もともと「モイワ」(アイヌ語で「小さな山」の意)は、アイヌの聖地とされた別の山の名でありました。
明治初期、その山に円山という新たな名がつくと、近くにある山「インカルシペ」(「いつも上って見張りをするところ」の意)に、神聖な「モイワ」の名が引き継がれた。これが現在の藻岩山であります。
札幌に近いこと、近くの豊平川を用いた水運が利用できることから、明治時代には南側で木材が伐採され、北の沢川から豊平川、創成川を経由して札幌まで流されていました。
山頂には登山道のほか、北側からロープウェイとリフトの乗り継ぎ、あるいは南側から藻岩山観光自動車道を通って行くことができます。
どちらもに有料です。
山頂展望台からは石狩平野、そして石狩湾までを一望することができ、夜には札幌市街の夜景を楽しめます。
藻岩山に最初にロープウェイが建設されたのは、1958年(昭和33年)で、3線交走式で8人乗り小型のゴンドラ30台が片道10分で往復していました。
このころのゴンドラは小さいので風でよくゆれた記憶があります。
1971年(昭和46年)に4線交走式で66人乗りの2台、片道5分に変わりました。
山上の駅からリフトに乗って頂上にいきます。
冬季休業だがさっぽろ雪まつりの期間中は観光のため営業しています。
北東斜面にはシナノキ、ミズナラ、シラカバなどの広葉樹が生い茂る藻岩原始林があり、1921年(大正10年)3月3日に北海道で最初の天然記念物に指定されました。
一度も人の手が入ったことのないという厳密な意味での原始林ではなく、天然林にあたります。
天然記念物になる以前から伐採などの利用が禁止され、現在に至っています。
291ヘクタール。
藻岩下の上、山頂から南東方に札幌藻岩スキー場がある。札幌の中心部から10km足らずという立地もあって多くの市民でにぎわっています。
山頂から冬期閉鎖中の観光自動車道をスキーなどで滑り降りることもできます。
1886年(明治19年)に山道がつくられたのを記念する山開きをして以来、毎年6月1日に山開きが行われています。
この日の御来光を拝むために前夜から山を登る「藻岩山ナイトハイク」は、北海道大学の学生の名物行事となっています。
移転前の北海道教育大学が藻岩山の麓にあったことを記念し、寮生が山開きの前日深夜から山を登り、日の出に合わせてその年の抱負を叫ぶ「太陽さんコール」が毎年の恒例行事となっています。