大雪山のうちの一つ黒岳への登山口には、北海道有数の温泉街である層雲峡温泉があります。
大雪高原温泉の秋の紅葉は「日本一の紅葉」として知られ、紅葉時期には交通規制がなされるほど混雑します。
ラーメン日本一の町として「上川ラーメン」にも力を入れています。
北の森ガーデンには、道内でも数少ない熊牧場があります。
面積 1,049.24km² 総人口 4,891人(2005年3月31日)
地理としては、北見山地、石狩山地、大雪山などの山岳地域にあります。
石狩川の最上流でもあります。
山: チトカニウシ山(1446)、ニセイカウシュッペ山(1883)、平山(1771)、武利岳(1876)、武華山(1759)、ユニ石狩岳(1541)、音更岳(1932)、石狩岳(1967)、白雲岳(2230)、北鎮岳(2244)、愛別岳(2112)、赤岳(2078)、黒岳(1984)
河川: 石狩川
湖沼: 大雪湖
観光名所は、
石狩川上流のおいしい水でつくるラーメンは、ちょっとした名物です。
「日本一ラーメンのおいしい町」を自称しています。
銘菓に「日本一らぁめん饅頭」「日本一らぁめんサブレ」があります。
町内で養殖されたニジマスの甘露煮なども観光客に人気のみやげ物となっています。
層雲峡 - 層雲峡温泉街には層雲峡ビジターセンターなどがあります。
流星の滝、銀河の滝を中心とする数多くの滝や、小函(こばこ)、大函(おおばこ)を中心とする柱状節理の岩壁などが見所となっています。
冬には大氷像を製作して展示している氷瀑祭りがあります。
大雪山国立公園 - 標高1984mの黒岳(くろだけ)へは、7合目までロープウェイとリフトが通じており、そこから頂上までは徒歩で1時間前後です。
また、銀泉台(ぎんせんだい)を登山口とした標高2079mの赤岳(あかだけ)までの登山や、大雪高原温泉(たいせつこうげんおんせん)を拠点にした沼めぐりコースなども人気があります。
愛山渓温泉からの登山口もあります。
北の森ガーデン - 国道39号線沿いにある観光スポットで、レストランなどの飲食施設や土産物店などが並びます。
また、ヒグマをはじめとする世界各地の熊が飼育されている熊牧場も併設されています。
隣接するアイスパビリオンでは、北海道における過去最低の気温である-41度の世界を体験することができます。
大雪展望台 - 大雪山を望む展望台があります。
展望台の上にエスポワールの鐘が設置されており、3時間おきに鳴り響きます。
観光地としては、北海道を代表するところであります。
交通アクセスは、
空港
旭川空港 (東神楽町)
JR北海道
石北本線 : 東雲駅 - 上川駅 - 天幕駅 - (中越信号場) - (上越信号場)
2001年7月1日に天幕駅は廃止、中越駅は信号場となりました。
バスは、
道北バス
81・83系統 層雲峡〜上川駅前〜旭川駅前
他、以下の都市間バスが停車します。
特急オホーツク号・高速流氷もんべつ号 - 滝上・紋別ターミナル方面
特急北大雪号・高速えんがる号 - 白滝・丸瀬布駅・遠軽ターミナル方面
特急石北号 - 温根湯温泉・留辺蘂駅・北見バスターミナル方面
ノースライナーみくに号 - 十勝三股・糠平温泉・帯広駅方面
サンライズ旭川釧路号 - 津別・阿寒湖温泉・釧路駅方面
特急北大雪号・高速えんがる号以外は予約が必要です。
上川町内から旭川・札幌方面へは乗車不可です。
道路は、高速道路
旭川・紋別自動車道(国道450号):上川層雲峡IC、上川天幕IC、浮島IC
一般国道は、 国道39号、国道273号、国道333号 があります。
上川町の産業としては、アンガス種という肉用牛の一種(別名は「大雪高原牛」)の飼育、酪農を中心とする畜産や畑作農業を中心としています。
大雪山系の森林地帯での林業や、大雪山系から湧出する豊富で冷涼な湧き水を利用したニジマスなどの淡水魚の養殖も盛んでもあります。
特にニジマスの養殖は、近年まで年間の生産量・生産金額ともに道内一の地位を保ち続け、層雲峡温泉の宿泊施設での料理用や、甘露煮などの土産物の加工食品用などに生産されています。
さらに層雲峡温泉や大雪山国立公園などの有名な観光地を抱えることから、各種観光産業も盛んでもあります。