札幌市を中心に路線バスや都市間バスを運行するほか、貸切バス事業も行なっています。
トレードマークは国鉄バスの伝統を受け継ぎ、ツバメが使われている。社名の「ジェイ・アール」は、他のJR北海道グループ各社の社名と同じく「・」(中黒)がつきます。
国鉄時代から札幌地区(現在の手稲区、厚別区が中心)における住宅地と都心部を結ぶ生活輸送が事業の中心であり、現在でも一般路線車の所属台数はJRバスグループの中では最も多いです。
さらに札幌市営バス(2004年廃止)より琴似自動車営業所を譲受(後述)し、現在札幌市内のバス路線網では、北海道中央バスに次ぐ高い割合を占めています。
一方で開拓を兼ねて開設されたルーラル路線は業績悪化に伴い、現地の事業者へ相次いで譲渡されています。
都市間バス部門は、単独運行で札幌〜えりも・広尾間、共同運行で札幌〜小樽・旭川・紋別・帯広間を運行しています。
路線車は、国内4メーカーから導入しているが、中でも日野・いすゞ(自社発注は富士重工製)が多いようです。
2000年以降は、本州からの中古車両を積極的に導入しています。また、北海道のバス事業者としては比較的早い時期から低床化に取り組んでおり、ワンステップバスやノンステップバスが段階的に導入されています。
2003年の札幌市営バス琴似営業所の路線移譲に際して、元市営バス車両が大量に移籍したが、移籍車の中にはCNGバスも含まれており、JRバスでは初のCNGバス導入となりました。
都市間および深名線用の車両は、
深名線用の車両には主にスタンダードデッカー車(9m車、小型車)を使用、一部にトイレ付車両も在籍しています。
高速あさひかわ号、高速流氷もんべつ号、ポテトライナー、高速えりも号、高速ひろおサンタ号といった長距離路線の車両にはトイレやマルチステレオ搭載のハイデッカー車を使用しています。
近距離都市間路線の高速おたる号にはLCD車内モニターを搭載したハイデッカーを使用、停留所案内など文字情報を提供しています。
貸切の車両は、プロ野球北海道日本ハムファイターズ・J2コンサドーレ札幌の選手輸送用の車両もあり、それぞれに語呂合わせの希望ナンバーを取得しています。
車両称号は、国鉄バスの附番法則をそのまま使用しています。
国鉄バス#車両称号を参照。
方向幕は、2006年4月1日の札幌地区における系統番号の付番方式変更を前に、札幌地区の車両の方向幕がすべて電光式に変更されました。
ジェイ・アールバスカード/とくとくバスカード
おでかけパス
65歳以上の利用者が、1ヶ月〜6ヶ月の間で利用月数を指定し、臨時便を含む一般路線バスがすべて乗車できます。
ただし、都市間路線バスは利用できません。
1ヶ月乗り放題 のり乗りパス
利用者の指定した月に、高速おたる号を除く、札幌市内特殊運賃区間が乗り放題。
1日乗りほーだいきっぷ
一部を除く札幌圏内路線が1日乗り放題。都市間バスや催事等の臨時バスは使用できません。
大人800円、こども400円。
この他、他社と共通利用しているカードとして以下のカードがあります。
札樽間高速バス共通カード
共通ウィズユーカード
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