北海道内の国道の中でいちばん小さい番号であり、道内唯一の一桁国道であります。
なお、この道路は函館市〜札幌市の最短経路ではなく、途中、長万部町から札幌市まで国道230号を利用する経路が最短であります。
現在、函館市〜長万部町にかけて、この道路に沿う形で道央自動車道が整備中で、函館市〜七飯町(函館新道として)・八雲町〜長万部町では供用中であります。
また、小樽市〜札幌市にかけて、札樽自動車道が並走しています。
陸上距離:280.5km
起点:北海道函館市若松町16番7(函館駅前交点=国道278号・国道279号交点)
終点:北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5(北1条橋=国道12号交点)
主な経由地:長万部町・ニセコ町・倶知安町・小樽市
指定区間:全線
歴史としては、
函館と札幌とを結ぶ国道は、1873年(明治6年)に完成した函館〜札幌間の新道にまで辿ることができる。同年11月5日の太政官布告第364号により、この新道は札幌本道(さっぽろほんどう)と定められました。
札幌本道は函館から森まで現国道5号、森から室蘭までは航路、室蘭から札幌まで現国道36号のルートをとるものでありました。
札幌本道は1885年(明治18年)の内務省告示第6号「國道表」で国道42号「東京より札幌県に達する路線」に指定されました(函館までは国道6号(現在の国道4号)と重複)。
1907年(明治40年)5月13日に国道42号のルートが変更され、国道42号は現在の国道5号のルートとなりました。(改正後の國道表)
1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、旧国道42号が国道4号「東京市より北海道庁所在地に達する路線」(現在の国道4号・国道5号)となりました。
1952年(昭和27年)12月4日、新道路法に基づく路線指定で、旧国道4号のうちの北海道内の区間(北海道函館市〜北海道札幌市)が一級国道5号となった。1965年4月1日、道路法改正によって一級・二級の別がなくなり一般国道5号となりました。
2007年5月16日、小樽市忍路一で土砂崩れ 幸い怪我人等はありません。
峠としては
目名峠(標高214m):後志支庁寿都郡黒松内町〜後志支庁磯谷郡蘭越町
倶知安峠(標高250m):後志支庁虻田郡倶知安町〜後志支庁岩内郡共和町
稲穂峠(標高266m):後志支庁岩内郡共和町〜後志支庁余市郡仁木町
国道5号線の通過市町村
北海道
渡島支庁
函館市 - 亀田郡七飯町 - 茅部郡森町 - 二海郡八雲町 - 山越郡長万部町
後志支庁
寿都郡黒松内町 - 磯谷郡蘭越町 - 虻田郡ニセコ町 - 虻田郡倶知安町 - 岩内郡共和町 - 余市郡仁木町 - 余市郡余市町 - 小樽市
石狩支庁
札幌市(手稲区 - 西区 - 北区 - 中央区)
道の駅としては
渡島支庁
YOU・遊・もり(茅部郡森町)
後志支庁
くろまつない(寿都郡黒松内町)
らんこし・ふるさとの丘(磯谷郡蘭越町)
ニセコビュープラザ(虻田郡ニセコ町)
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