小樽 鰊御殿 明治時代〜大正時代に盛んであったニシン漁で財を成した網元達が競って造った木造建築物 小樽観光でも有名です

小樽 鰊御殿

鰊御殿(にしんごてん)とは、かつて北海道の日本海側に作られた網元の居宅兼漁業施設(番屋)である。明治時代〜大正時代に盛んであったニシン漁で財を成した網元達が競って造った木造建築物であります。

当時の北海道の僻地ぶりを勘案すれば、図抜けた豪華さを誇る木造建築物であります。

明治中期〜末期のものは和洋折衷の様式を取り入れているものもあり、流行に敏感な一流の棟梁を招聘して造らせたことが窺える。

内部は多層構造となっており、1階は網元の居宅、ニシンの加工場。

2階〜3階部分は漁に従事する労働者(ヤン衆)の宿泊施設、ニシンの見張り台となっていることが多いです。

公開されている鰊御殿

複数の鰊御殿が文化財や商業施設として復元されています。

( )内は現在の施設名です。

旧 田中福松邸(小樽市鰊御殿):小樽市祝津3丁目
旧 猪股安之丞邸(銀鱗荘):小樽市
旧 青山留吉邸(旧青山本邸):山形県飽海郡遊佐町比子字青塚 (※厳密には鰊御殿ではない)
旧 青山政吉邸(小樽貴賓館 にしん御殿 旧青山別邸):小樽市祝津3丁目
旧 青山家住宅(旧青山家漁家住宅):札幌市厚別区(北海道開拓の村)
旧 川村慶次郎、武井忠吉邸(鰊御殿とまり):古宇郡泊村
旧 白鳥家住宅(はまます郷土資料館):石狩市浜益区
旧 白鳥家番屋(群来陣):小樽市祝津3丁目
旧 花田家番屋 :留萌郡小平町
旧 橋本与作邸(お宿 鰊御殿):寿都郡寿都町



posted by アリスト at 09:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小樽
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