釧路川(くしろがわ)は、北海道東部を流れる一級河川です。
釧路川水系の本川であります。
流路延長154km、流域面積2,510km²。
延長 154 km
水源の標高 121 m
平均流量 29.28 m³/s
流域面積 2,510 km²
水源 屈斜路湖
河口 太平洋
流域 北海道
地理的には
釧路湿原を蛇行する釧路川です。
細岡展望台より望む(2004年8月)屈斜路湖に源を発し、釧路支庁管内を南流して弟子屈町や標茶町の市街地を通り、釧路港で海に注いでいます。
源流部は森林地帯、中下流域は日本最大の湿原である釧路湿原の中を流れています。
途中、岩保木(いわぼっき)水門から人工河川である「新釧路川」を分けるが、実際の幹川は、釧路市街を流れる「釧路川」ではなく、「新釧路川」となっています。
レジャーとしては
カヌーイストに人気が高く、夏季は全国から愛好者が川下りのために訪れます。
カヌーポイントはいくつかあるが、細岡付近の湿原地帯、塘路付近、屈斜路湖側の源流部分などがあります。
一級河川には珍しく釧路川本流にはダムが設置されていないです。
釧路川の名称
釧路川は釧路港に大量の土砂を運び込み、たびたび洪水も起こしていたため、1931年に岩保木水門から分水路を開削し、これを「新釧路川」としました。
1967年に一級河川の指定を受けた際分水路の方を幹川と認定したため、北海道開発局が管理することとなった分水路を「釧路川(新水路部)」とし、引き続き道の管理下に置かれたかつての下流部を「旧釧路川」とする名称変更を行いました。
しかし釧路市民は慣れ親しんだ釧路川に「旧」の烙印を押されることに不満を抱き、長年に渡って名称復帰を訴えてきました。
その熱意が通じ、2001年4月5日に国土交通大臣より告示があり、それぞれ「新釧路川」「釧路川」の名称に戻されました。
岩保木水門は釧網本線の車中から見ることができます。
主な支流
鐺別川
オソベツ川
ヌマオロ川
アレキナイ川
久著呂川
別保川
雪裡川
仁々志別川
新釧路川(分流)
周辺湖沼
塘路湖
達古武沼
シラルトロ湖