原産地は北アメリカです。
高さ2mくらいまで生長し、かなり大きな黄色の花を咲かせます。
ヒマワリは夏の季語です。
花言葉は「あなただけを見つめている」などがあります。
名前の由来は、太陽の動きにつれて、その方向を追うように花が回るといわれたことからのようです。
ただし、この動きは生長に伴うものであるため、実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけであります。
若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対するように動き、朝には東を向いていたのが夕方には西を向きます。
日没後はまもなく起きあがり、夜明け前にはふたたび東に向きます。
この運動はつぼみを付ける頃まで続くが、つぼみが大きくなり花が開く頃には生長が止まるため動かなくなります。
その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動きません。
なお、これは茎頂に一つだけ花をつける品種が遮るもののない日光を受けた場合のことであり、多数の花をつけるものや日光を遮るものがある場所では必ずしもこうはならない。
一般に花と呼ばれる部分は正しくは頭状花と呼ばれる花が集まったもの(花序)で、キク科の植物に見られる特徴であります。
外輪に黄色い花びらをつけた花を舌状花、内側の花びらがない花を筒状花と区別して呼ぶ場合があります。
種は長楕円形で、種皮色は、油料用品種が黒色であり、食用や観賞用品種には長軸方向に黒と白の縞模様がある。煎って食用とすることができます。
また、ペット(ハムスターなど)の餌に利用されています。
種は絞ってヒマワリ油としても利用されています。
ヒマワリ油は多価不飽和脂肪酸が多い。1990年代まで、リノール酸が70〜80%、オレイン酸が10〜20%のハイリノールタイプが主流であったが、ω-6系列の脂肪酸であるリノール酸の発ガンや高脂血症、アレルギー等との因果関係が報告されるにいたり、リノール酸が15〜20%、オレイン酸が40〜60%の中オレインタイプのNuSun品種が伝統的な交配育種法により育成され、2000年以降、主流となっています。
近年は、ディーゼル燃料として利用する研究も進められている。
乾燥した種子を用いる生薬名は、向日葵子(ひゅうがあおいし)です。
歴史は、ヒマワリの原産地は北アメリカ大陸西部であると考えられています。
既に紀元前からインディアンの食用作物として重要な位置を占めていた。
1510年、スペイン人がヒマワリの種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培を開始ししました。
マドリード植物園はダリアやコスモスが最初に栽培されたことでも有名です。
ヒマワリがスペイン国外に持ち出されるまで100年近くを要し、ようやく17世紀に至り、フランス、次にロシアに伝わった。ロシアに到達してはじめて、その種子に大きな価値が認められました。
ロシアの正教会は四旬節の40日間及び復活節の間は非常に厳格な断食を実施していました。
19世紀の初期にはほとんど全ての油脂食品が禁止食料のリストに記載がありました。
しかしヒマワリは教会の法学者に知られてなかったのだろう、そのリストにはなかったのです。
このようにして、ロシア人たちは、法と矛盾なく食用可能なヒマワリ種子を常食としたのであった。そして、19世紀半ばには、民衆に普及し、ロシアが食用ヒマワリ生産の世界の先進国となりました。
日本には17世紀に伝来しているようです。
生産は、OIL WORLD誌の統計によると、ヒマワリの種子生産量は、2004/5年時点、油料用植物として大豆(21602万トン)、ナタネ(4617万トン)、綿実(4535万トン)に次ぐ、生産量(2638万トン)を誇る。
また、2004/5年時点の植物油生産量は、パーム油(33328千トン)、大豆油(32857千トン)、ナタネ油(15734千トン)、ヒマワリ油(9399千トン)である。ヒマワリの生産地域はロシア周辺のヨーロッパに偏っている。
5割強がヨーロッパ州に集中しており、アジア州と南アメリカ州がそれぞれ2割弱を生産しています。
ロシア - 480万トン
アルゼンチン - 375万トン
ウクライナ - 320万トン
中国 - 175万トン
フランス - 146万トン
アメリカ - 113万トン
日本における主な産地
これらの自治体ではヒマワリによる地域特産化を図り、油等食品、化粧品等のヒマワリ関連製品を販売しています。
北海道北竜町
宮城県大崎市(旧三本木町)
栃木県野木町
石川県津幡町
兵庫県佐用町 (旧南光町)
香川県まんのう町(旧仲南町)
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