網走国定公園に含まれています。
地理的には、北海道東北部に位置します。
南から網走川が流れ込み、女満別川などを集めて北東部から再び網走川としてオホーツク海に流出しています。
東岸には呼人半島(よびとはんとう)が大きく突き出す。
所在地 北海道(網走支庁)
面積 32.87 km²
周囲長 39.20 km
最大水深 16.8 m
平均水深 6.1 m
貯水量 − km³
水面の標高 0 m
成因 海跡湖
淡水・汽水 汽水
湖沼型 富栄養湖
透明度 1.4 m
湖面標高は0mで、潮が満ちると下流部から海水が逆流するため、湖底には塩分濃度の高い水が滞留し、無酸素層を形成されています。
降水量の多い時期には湖面が高くなり海水の流入が抑えられるため、湖水の塩分濃度は低くなり、無酸素層の上限深度も深くなります。
特に大正期のこの地域の年降水量はいまより100mmほど多く、網走湖はほとんど淡水湖といえる状況だった。逆に降水量の少ない年には浅い所まで無酸素層が広がり、ワカサギなどが湖面近くに集まるため豊漁となる傾向にある。
流入河川 : 網走川、女満別川、トマップ川、サラカオーマキキン川
流出河川 : 網走川
網走湖ボート場には日本ボート協会公認の1,000mコースがあり、夏には大会や練習のために北海道内だけでなく日本全国から選手達が集まります。
冬期は全面結氷し、ワカサギ釣りの釣り人で賑わいます。
養殖漁業が盛んで、1928年に藻琴湖から持ち込まれたヤマトシジミの他、ワカサギ、コイ、フナなどが養殖され、サケ・マスの孵化事業も行われている。そのほか、シラウオ等も漁獲されています。
湿地にはハンノキやミズバショウの群落が広がり、特に大空町側のものは「女満別湿性植物群落」として国指定の天然記念物となっています。
周辺の林にはアオサギの営巣地があります。
網走川が流出する部分の東には天都山(207m)があり、網走湖のみならずオホーツク海や能取湖までを眺望することができます。
観光としては、
ミズバショウ(水芭蕉)等の湿生植物群落(4-5月)
網走湖ボート場(はまなす国体ボート会場)
網走湖ボート場キャンプ場
女満別湖畔キャンプ場
女満別湖畔「ドラゴンボート競技」「花火大会」(7月)
シジミ採り(女満別湖畔/夏季)
ワカサギ釣り(冬季氷結期間)などがあります。
温泉は、湖畔にある温泉、網走湖畔温泉、女満別温泉があります。
交通アクセスは、湖の東岸には国道39号が走り、石北本線女満別駅は湖畔から徒歩3分の位置にあります。
JR網走駅→網走バス女満別空港、美幌行きで10分、バス停:網走観光ホテル前下車、徒歩5分
網走湖は1年通して、いろいろと観光としても楽しめるところです。
また、キャンプ場もありますので子供連れのキャンプなどなども楽しむことが出来ます。
また、網走湖は二つの層を持つ不思議な湖です。
現在は水深7m程度に塩淡境界があり、淡水層と下層の塩水層に分かれているようです。